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2010.10.10 『イタズラなKiss』付録~スンジョの日記~その11
えーと、作家さんの事情で、11話は2回に分けて掲載されました。まずは11話前半のスンジョの本音です。
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やはりお前は俺を失望させないな。天方地軸めちゃくちゃなオ・ハニ。本当に雰囲気ぶち壊しだ。

お前女か?

まぁだからオ・ハニらしいのか。

寝相が異種格闘技にひけをとらない女なんてどこにいる。

少し眠りにつけば、足で俺を蹴飛ばして

少し経てば腕をむやみに振りまわして俺の顔を叩いた。

どんな夢を見てるんだか、ヘヘ…と笑って

苦しそうに顔をしかめたりもする。

そうかと思えばベッドからどすんと落ちて…

到底眠れやしない。修行かよ。オ・ハニ~

だけどもしかしたら良かったのかもしれない。

20歳の男が皆想像するように

隣に横たわる女が静かにすうすうと寝息を立てて

可愛く胸の上に両手を置いて

俺の肩の下で眠っていたら

おそらくいきなり跳びだそうとする狼一匹を捕獲するのに躍起になってた。

いっそ、これで良かった。

夢から覚ましてくれて、俺を思いとどまらせてくれてありがとな、オ・ハニ。ㅋㅋ

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だけど…

だけどさ。

すやすやと大人しく寝てる時はポメラニアンの子犬みたいでもあり、

顔をくしゃっとすれば、性格のきついペルシャ猫みたいで

お前が可愛いと言えなくもない。

額にかかる髪をよけてやりたいし、

温かい手を握ってみたい気もする。


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お前が選んだ服を着てけって?

オ・ハニ。お前、今また想像の国へ旅立ってるんだな?

お前の想像の中では今朝、俺達が新婚夫婦にでもなってるのか?

ちょっと嬉しいだけでそんなに無制限に浮かれるのに

俺が気持ちを表に出せると思うか?

こうして後ろででも笑うしか…

笑うことを忘れてしまっていた人のように、お前のせいで笑うのが今更のように楽しい。


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新婚夫婦ごっこは楽しいか?頼むからあんまり浮かれるな。

でも俺も少しは面白かった。

今朝の陽の光はとても心地よくて

お前の微笑みは無数のきらめきで、花のように咲いて。


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お前と一緒に朝食を食べて

お前が出してよこした靴を履いて、

俺の肩の埃を払ってくれるお前を見ること。

小さい頃のままごとみたいに…

もしかしたら今日を長いこと覚えているかもしれない。

とても長く…

純粋すぎてバカみたいだった、ある少女と

あれこれ考えすぎてバカみたいだった少年の話…


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なんだって?ハニが他の男にデートを申し込まれた?

まったく物好きなもんだ…

すっと冷えた心を隠せただろうか。

“心配じゃない”

と押し出した声がかすれた。

変わった趣味の人もいるもんだな。

それでもあいつは変わらない。

お前らがいくら言い寄っても、ハニは変わらない。

心配ない。

いや、心配しない。


ばかだな、オ・ハニ。

お前が選んだ服、今日着てきたのに

お前が見たら喜ぶかな。

そう思ったのに…

そんなことを聞かされるなんて。バカ。


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“彼だってあんたくらいハンサムだし、彼だってあんたくらい頭もいいの!
あんたとは比べ物にならないくらい女の子に優しいんだから”

だから?

その先輩が俺くらいハンサムで、俺くらい頭がよくて、俺よりも女に優しいからって
俺を忘れられるか?

絶対に無理だな。

“譲るもなにも、オ・ハニは俺の持ち物でもありませんから、お好きにどうぞ”

―どのみち、こいつは俺が突き放しても、他には行けないんです。
初めから、諦めた方がいいですよ。

自信がある。
オ・ハニは絶対に俺を離れないという確信。

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俺の心のどこにこんなに熱いものがあったんだろうか。
湧きあがる、名前も知らないそれを抑えておくのは至難の業だ。

頭の中でダイナマイトが爆発したみたいに、カッと血が上った。

大胆にもハニの肩に腕をかけるだと?

オ・ハニ。

他の男の腕の中がそんなに嬉しいか?

俺もまだそんなふうには触れていないのに。


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いくらそうじゃないとしても
そうじゃないと信じていても

ハニの肩を抱くその手だけは我慢ならない。

ポケットの中から錐でも飛び出して、その手の甲を突き刺すように
頭に血が上った。

溶けていない氷の板を踏んだ時のように、ぴしりと心にひびが入った。

オ・ハニは俺だけが好きだ。

今まで一度だって俺以外を好きだったことはない。


これは計略だ。俺に嫉妬させようという…

俺は努めて、また確認する。
ハニを…

今まで俺の方にだけ向かっていたノアのかたつむり、オ・ハニを
信じていると…


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母さんとこいつの計略だということも推測してたから
ハニの心を信じていたから
もう少しどうするのか、見ていたい気もしてた。
俺を騙そうと頑張るこいつを見ているのも、面白いような気がしたから…

けど、とてももう見ていられない。
お前が公園に、先輩とデートに行くんだと出て行った瞬間。
俺は聴いた。

もうこの遊びはやめにしなければ、という自分の心の声を。

お前の肩を他の男が抱いている、ということも、
公園でお前が、あいつと見つめあい笑うかもしれないということも、
もしや、あいつがお前の手を握ることもある、という事実も…

繰り返し浮かんでは消える泡のように、頭に浮かぶ考えのせいで…

“もしや、オ・ハニこいつのために争ってるんじゃないだろ?
まぁいくらお前らが争って、喧嘩して血を流そうが俺には関係ないけどな
でもハニが好きなのは俺だけなのに、喧嘩するだけ損じゃないか?”

―分かったか?だからハニの肩は俺のものだ。

お前の肩を引き寄せた腕に確認の力がこもった。

“母さんが今日夕食を揃って家で食べようって言っただろ?”

―俺達の仲はこのくらいなんだぞ。家へも行き来する公認の仲だ。


今日も俺の中の幼稚な子供が、自分の領域を主張する。
オ・ハニは 俺だけが好きだ。









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