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2011.04.26 『イタズラなKiss』付録~ハニの日記~
1回のみ掲載されたハニの日記。時期的にはハニが一度スンジョの家を出た頃です。

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スンジョがいない朝。
朝陽が明るく映しだすのは、あんたの顔。

スンジョ。
一緒の朝はいつも楽しかったのに…

3人でごちゃごちゃと自分が先にシャワーを使うんだと牽制しあったこと。
テーブルの下でふいに足がぶつかった時の全身が震えるようなあのキラキラした感じ。
あーだこーだ言いながら一緒に歩いた通学路。

あんたがいなければ、なんでもないことだったみたい。


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私は頑張って自分の心を手なずけようとした。

私オ・ハニは、ペク・スンジョを忘れるんだと…

あんたが届かない所に行っちゃうみたいで
もっと苦しくなる前に手放してしまおうと…

トクン。
反応してしまう私の心には果てがない。
でも私は努めて知らないふりをする。

“ううん!スンジョは忘れた。ペク・スンジョはもう私と関係ない”

あんたに言った言葉じゃない。
自分の気持ちを押さえつけるための言葉。
あんたを好きでいることがとても辛くなりそうで、私は逃げている。
自分の心が見えないところまで…


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たとえ、今はどんなに忘れようと努力しても
じっとしていると
どんどん湧いてくるあの日の記憶のせいで苦しくても

あんたが私を迎えにきた秋の初めの、ある夜、
あんたの腕の中でドキドキはねた私の心臓の音も…
伝わってきた、あんたの心臓の音も…
コオロギの鳴き声も、夜空の星座も特別キレイで…

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でも忘れるんだ。

酔った私をおんぶして歩いた、あんたの背中で
私は幸せだった。
胸が小さいっていじめられても。

一緒にいる時はすっかり忘れていたことが
あんたを忘れようとすると、こうしていつでもどこでも飛び出て来て
私の目の前をうろつくの。
これでも忘れられるのか、と。


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いつも私の心の中に焼き印みたいに刻みついていた、あの日の夜。

唇で繰り返すあんたの香り。
柔らかくて熱かった唇。
強いお酒を飲んだみたいに目が回ってクラクラした
ファーストキス。

あんたの隣にいる人は
私よりもずっと素敵な人だから
あんたにお似合いの人だから

私なんて…
私みたいのなんか…

やめる。
私の愛がもっと辛くなる前に。


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なのに私って、どうしてこうなの?
あんなに、あんなに忘れようと頑張ったのに

テニスを教えてくれるあんたが、もっと好き。
あんたはただ勝ちたいだけだって、分かってても。

いち にい さん。
いち にい さん。

一緒に握ったラケットがあんたの心のならいいのに。
あんたの腕の中にいる私が、あんたの心ならいいのに。


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スンジョ。
どうしたらいいの。
あんたを忘れることはこんな大変で
私はどうしたらいいか分からない。

特訓が辛いほどに
あんたは、私の心にずかずかと入ってくる。

あんたのどなり声が大きくなればなるほど
あんたは私の耳元に居座る。

どうすれば…
私いったいどうしたらいいの…


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私は本当にどうしたらいいの。
馬鹿…

あれほど忘れると決心したのに
あんたと2泊3日一緒だと思うと、胸が高鳴る。

こんなに凄絶にあがいても
石を割って出てくる小さな草の葉はすごく力持ちだ。

あんたの声が聞けない、辛い私の恋。
あんたに一言も言えない、悲しい私の恋。
忘れてしまうこともできない…


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あんたは私のために、また何かしてくれるんだね。

どんなに無愛想でも、あんたはいつも私の頼みを聞いてくれるでしょ。

いつも私を留まらせる、あんたの親切。

どうしよう。
私はまた引き返す。

後悔すると分かっていても。
受け入れてもらえない私の心臓が、こっぱみじんになると知っていても。
私はまた、
あんたの後ろに立つの。


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“あなたが好き。あなたは?”

ユン・ヘラ。
自信があって堂々としてるあんたは、そんなにも淀みなくスンジョの気持ちを訊けちゃうんだ。

私にはすごく難しいのに。
スンジョの気持ちを訊くこと。

あんたにはそんなにも…


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笑った。ペク・スンジョが…

“頑張ったな”

そう、たったその一言。

あんたと一緒に、跳ねて転んで、何日か眠れずに
すごく辛かった全ての瞬間が
あんたのその一言で意味を持った。

永遠に消えない時間の意味。
汗の意味。

私にも青い波が押し寄せて
私の心にまた鳥が飛んで…


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“その足で?”

心配してくれるの?
ペク・スンジョがオ・ハニを?

私のせいで雪辱戦もできなくなったのに
初めて負けたと言った、あんたの冷たい声がまだ耳に残ってるのに。
だから私もあんたを勝たせてあげたくて
歯を食いしばって地獄の訓練に耐えたのに、出来なくなって、すごく落ち込んだのに
あんたは何も言わずに自分の背中を、私に向けた。

ありがとう。
ごめんね。

あったかい…

私は果てしなく、あんたに惹かれつづけて…


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すごく辛い。
それに惨め…

あんたの隣には別の人が…
私が望んでいた、あんたとの時間が…
私に向けてほしかった、あんたの笑い声…
私に差し出してほしかった、あんたの手…

苦しくて苦しくて、また苦しい。

そっと、そっと、静かに。
裂けた心臓をなでさする。
可哀そうな 失くしてしまった私の愛。



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