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2011.04.11 『イタズラなKiss』付録~ウンジョの日記~その2
毎週のことですが遅れました…ごめん。今日はウン日記その2です。どぞ。

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学校にすごく可愛い女の子がいる。
今まで知りもしなかったけど
ある日急にあの子が目に入るようになった。

体育の時間にあの子だけ眺めてたら
忘れ物を持ってきてやったと
馬鹿オ・ハニにバレてしまった。

オ・ハニがなんて言って誘ったのか、サラがうちに遊びに来た。
すごく嬉しかった。


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サラは僕が宇宙必殺技、おもちゃを全部見せてあげても面白くないから家に帰ると言った。どうしていいか分からなかった。

女の子は何を喜ぶのかな。

お兄ちゃんが来て、僕らと一緒に遊んでくれたからサラも楽しそうで
夕食を食べていくと言った。

“オッパ、オッパは一目惚れって信じますか?”

と、お兄ちゃんに訊いた。

僕はすごく気分がよかった。
間違いなくサラは僕に一目惚れしたと思ったから。
それなのに…

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“7年だけ待ってくれますか?”

サラはお兄ちゃんに一目惚れしたんだ。
僕は初めて、お兄ちゃんが憎らしかった。

格好良くて勉強ができるお兄ちゃんはいつも自慢だったけれど、今日は
お兄ちゃんが僕よりブサイクだったらよかったのに、
そう思った。

大人達がキムチの汁を飲むなと言う意味がやっと分かった。
間違いなく、キムチの汁がすごくまずいんだ。

(※本当は、餅をもらう前にキムチの汁を飲む=とらぬ狸の皮算用、的な意味。先走って喜んだりすること)


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“うちのウンジョがどれだけカッコいいか~!”

ってお母さんが慰めてくれたけど、意味がなかった。
チッ!お母さんだから僕がよく見えるんだ。
サラが僕をカッコいいと思ってくれなくちゃ。

サラはお兄ちゃんが好きだと言うし
僕は本当に最低の気分だ。

僕だってそれなりに学校でいけてるのに、なんでサラは僕を好きにならないんだろう。

オ・ハニなんか顔も見たくない。
頼んでもいないのに、サラを家に連れてきたりするから、お兄ちゃんに会うことになったんだろ?

“ウンジョ、私の考えでは、二人が同時にお互いを好きになるのは奇跡みたい。いつか私にもそんな奇跡が起こるかな”

オ・ハニが僕に真面目に話した。
今日は少し、人間らしく見える。

オ・ハニもお兄ちゃんのせいで心が痛いのかな。

こんなふうにオ・ハニと話していると
今夜、少し大人になったみたいだ。

痛い思いをして背が大きくなるみたいに…


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馬鹿オ・ハニがうちから出ていった。
静かですごくいい。
時々からかう奴がいなくて、退屈ではあるけど。

お兄ちゃんもそうみたいだ。
最近変な安っぽい人形を手に取ってみたりしてる。

お母さんは毎日寝込んで、ご飯も作らないし、掃除もしない。
お父さんは家事を分担しようと言ったけど、
僕はお兄ちゃんに全部やって、と言った。

掃除でも手伝ってあげたいけど、僕はまだちょっとお兄ちゃんが恨めしい。


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お腹がすごく、すごく痛くて死ぬとこだった。
お母さんとお父さんがいない隙にピザを沢山食べて
コーラも飲んで、一日座りっぱなしでゲームばかりしてたから
ばちが当たったみたいだ。

幸い馬鹿オ・ハニが駆けつけて助けてくれた。

手術してすごく痛かったけど、新しい友達ノリも出来たから気分がいい。
ノリとお兄ちゃんと勉強もして、誕生日パーティーもした。
馬鹿オ・ハニが毎日来てうるさくする。
僕より分からないくせにノリに勉強を教えると言うし。
僕らを車いすに乗せて病院を走りまわって、看護師のお姉さんに怒られた。
あかんべーだ!

でもお兄ちゃんも最近は時間があるのか、毎日病院に来る。

大学生って勉強しなくてもいいのかな。


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オ・ハニがまたうちに戻ってきた。

部屋をとられるのは頭に来るけど、まぁそれくらいは我慢してやる。
オ・ハニは僕の命の恩人だから。

礼儀正しい僕はオ・ハニにこそっと素早く、
“今回のことでは世話になった。ありがとう”
と言った。

オ・ハニが戻ってきてから、お兄ちゃんは時々、なんか一人でニコニコ笑う。
かと思ったら、また何日かの間、口もきかずに考え事ばかりしてる。

僕が訊いてみても、ちゃんとした返事はしない。
何事だろう。


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お兄ちゃんが家を出て独立すると言う。
僕なら、家で暮らすのがずい分楽だと思うけど、
お兄ちゃんは世の中に出て、一人で生きてみると言う。

出て行く日の朝、玄関で挨拶をした。

“ウンジョ、じゃあな”

すごく寂しくて、僕はお兄ちゃんにくっついて泣いた。
でもお兄ちゃんは泣いてる僕を見ないで
馬鹿オ・ハニだけ見ていた。

お兄ちゃんが変だ。
オ・ハニには「元気で」とも言わずに、ただ眺めてるだけだ。
本当に変だ。


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昨夜、オ・ハニの部屋から泣き声が聞こえた。
静かにしろと言いたかったけど
あんまり悲しそうに泣くから、黙っていた。

やっぱりお兄ちゃんのせいみたいだ。
僕の家族のせいで泣いてるから、僕がちょっと我慢してやった。

でもどうしてお兄ちゃんは、オ・ハニをいつも泣かすんだろう?


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お兄ちゃんがやたらにからかうから、オ・ハニもやたら泣くのかな。

数日前、家を出る前にもオ・ハニをひどくからかってた。

本当は僕が先にあのパンツを発見したんだ。

“うわ!馬鹿オ・ハニ!!”

渡してやると恥ずかしいかと思って、知らんふりをして部屋に戻った。

でも変なのは、ずっと大人のお兄ちゃんがそのパンツを手にして、
オ・ハニをからかう声が聞こえてきたことだ。

“小学校以来成長が止まったのか?”
“お前を見てると、やけに困らせたくなるんだ”

お兄ちゃんは小学生の僕もしないことを、なんでするんだろう。
なんでいつもオ・ハニを泣かせるんだろう。




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