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2011.04.11 ホワイトクリスマス #7
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경계선 위에 서지마라.
「境界線の上に立つな」


※今回やや、血とか傷とかそういう画像が多いです。苦手な方は目をそらしましょう。



12月24日ヨハンが学校に来た日、彼に言われてムヨルが連絡をしたのがジョンへだった。

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彼女、ジョンへ。
彼女は私の最初の患者だった。幼い頃から繰り返された家庭内での性的虐待は、彼女を沈鬱状態にした。自ら外部からの刺激を遮断した彼女は、殻の中の胎児も同然だった。繰り返される退行、逸脱、身体的症状、そして特定の人物に対する執着。卵からかえった生命は一番最初に見たものを刻印し、彼女は私のストーカーになった。
彼女は私にとって冒険であり、両刃の剣だ。
彼女は私の武器。
私の怪物。
そして彼女は、私の質問だ。

怪物は生まれるのか、作られるのか。




第7話:境界線に立つ子供達のための弁明


ウンソンはジェギュに、ジョンへが予備のバッテリーを持っていたのに隠していたことを伝える。あの女はおかしい、と。

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ジョンへに切られた手を見せてみろ、と自由になったヨハンがミルに言う。
たいした傷ではない、私はあのナイフのせいで3時間手術を受けたこともある、と自分の手を傷を見せる。
恥ずかしそうに「ごめんなさい」と言うジョンへ。

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そこへジェギュとウンソンが来てしまい、無防備だった彼らとミルは懲罰室に閉じ込められてしまう。



一人食堂にいたユンスは子供の姿でかくれんぼの鬼をする隅っこ怪物を見る。

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ジョンへはヨハンの腕を荒い治療で治す。苦痛に声をあげるヨハンを「すいません。痛かったでしょう」と抱きかかえ。

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一方警察に電話をかけに雪山にいたムヨルとチフンだが、ジョンへの正体に気がつき、ムヨルは学校へと足早に歩いている。それをチフンが追っている。

チフン「パク・ムヨル!なんでそんなに急ぐんだ!」
ムヨル「あのヌナが医者を自由にしたら…!」
チフン「だとしても逃げるだけだろう。この天気じゃ遠くへも行けないだろうし」
ムヨル「皆は。また人質になるかもしれないだろう!」
チフン「女一人でか?」
ムヨル「銃…」
チフン「銃はお前が持ってるじゃないか」
ムヨル「…」

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ムヨルは銃をウンソンに渡したことを話したもよう。

チフン「銃弾も入っていない銃でも持ってれば心強いか?」
ムヨル「…」
チフン「理解できない!お前もユ・ウンソンも」
ムヨル「人が皆お前みたいだと思うのか?お前みたいに無感情に頭でだけ動いてるとでも!?」
チフン「どうしたんだよ、急に」
ムヨル「お前が俺をバカだって目で見るからだろ!」
チフン「…俺が?いわれてみれば、ユ・ウンソンと関連のあることだとお前頭が鈍くなるみたいだが…それは」

いきなりチフンに殴りかかるムヨル。

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そしてムヨルがチフンを放した時、チフンが斜面を落ちてしまう。

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「チェ・チフン!!!」


ヨハンはジェギュとウンソンを懲罰室から出す。
ミルはヨハンに、逃げないのか、と訊く。すると彼は、やることがあると答える。

ミル「そんな時間ないと思うけど」
ヨハン「できたんだ、そんな時間が」
ミル「何がしたいんですか。俺たちを殺すつもりなら、とっくに終わってるはずだし。手紙を誰が送ったかなんて、正直どうでもいいじゃないですか。何が望みなんですか」
ヨハン「……君はおそらくあの場にいなかったと思うが、数日前に食事中にラジオでニュースが流れたんだ。私に関するニュース」

それは連続殺人犯が未だ捕まらない、というニュースだった。

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ヨハン「皆一言ずつ何か言ったんだ。まぁその時は、その殺人犯が私だと知らなかったから安心して話したんだろう。もちろん骨身にしみる批判もあったよ。その時チェ・チフン君がこんなことを言ったんだ」

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『そういう怪物は生まれるんだろうか、育つのだろうか』

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ヨハン「その時気がついたんだ。私はその質問に対する解答を捜していたんだと」

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ヨハン「私がずっと気になっていたことを、チェ・チフンが代わりに質問してくれたということだ。私、連続殺人魔キム・ヨハンは生まれたのか、作られたのか…だから実験をしようと思った。我が国で一番優秀だという君達を使って。私の人為的な刺激で君達が怪物に変わったら…怪物は作られるもの、ということだ。もし私の実験が失敗したら、怪物はただ生まれるもので…。どうだ?興味津々じゃないか?」
ミル「…」
ヨハン「それに前にも言ったが、皆の中で既にもう何匹か…孵化が始まっている。殻を壊して出てくるものは、何だろう」


ガンモは偶然出歩いているヨハンを見かけ、事態を知る。そして一人校舎内に潜んでいる。

斜面を落ちたチフンは足をひどく怪我してしまう。

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故意ではないと言え、自分のせいでチフンが怪我をしたことに呆然とするムヨル。ましてここは雪山の中。

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ウンソンとジェギュを食堂に連れてきたヨハンは、ジェギュに30分以内に誰かを連れて戻ってくるように言う。

「もちろん逃げてもいい。警察に通報が入った頃だろうし、しばらくすればとんでもない奴を捕まえたと気がつくだろう。だから一日くらい隠れて我慢すれば、ジェギュ君は自由だ。ジェギュ君が生きるためにウンソン嬢を知らん顔しても、私には関係ない。さっきも言ったが、私が望むのは皆を怪物にすることだ」

戸惑いつつも、誰を捜せばいいかと問うジェギュに、ヨンジェを捜すように言うヨハン。

「昨日…だから感電させられる前に、チョ・ヨンジェ君が告白したんだ。自分が手紙を送ったと」

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「まぁ疑わしい自白ではあるが、違うという証拠もないんだから、信じるしか」
「とにかく中断していたゲームを再開するんだ」


キム・ジンスの日記帳を引き出しから取り出し、考えるジェギュ。

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身動きのとれないチフン。そんな彼を見おろすムヨル。

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ムヨルはチフンの視界から消える。


一人懲罰室に閉じ込められているミル、と見張り役?ジョンへ。
折り紙で花を作り、「きれいでしょ♪」とミルに見せます。

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ミル「作品鑑賞をする状態ではありませんから」
ジョンへ「…ごめん。すごく痛い?」
ミル「死ぬかもしれませんよ」
ジョンへ「だから、ただ渡してくれればよかったのよ~」
ミル「はい、ここにありますって?」
ジョンへ「きっと何もないわよ」
ミル「俺たちを殺すでしょうね」
ジョンへ「そんなわけないわ!あんたもウンソンも、優しい子達だから…」

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ミル「それでも殺されたら?」
ジョンへ「…それは、あんた達が優しい子じゃなかったってことでしょ」

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ジンスの日記帳に手を当て、目を閉じるジェギュ。

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何かを決めたように日記帳を持ち、部屋を出る。



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ウンソン「楽しそうですね」
ヨハン「ああ、本当に楽しみだ。誰の心の中の怪物が、一番最初に殻を割って出てくるか」
ウンソン「どんな殻をどんなふうに割って出ても、そちらみたいな怪物にはなりませんよ。元々抜きん出ていらっしゃるんですから」
ヨハン「どんな生物も完成した形態で生まれるわけじゃないさ。だんだん大きくなるんだ。皆の中で私が一番期待してるのが誰だか分かるか?」
ウンソン「…」
ヨハン「パク・ムヨル君」
ウンソン「ムヨルがですか?」
ヨハン「信じないみたいだな」
ウンソン「アジョシが何をしても、あいつは間違いを犯したりしません。死ぬなら死ぬだけです」
ヨハン「なぜだ?自分を救って死んだお母さんのためにか?」
ウンソン「!」
ヨハン「学生記録簿。面談の前に基本的情報は知ってないといけないんだ」


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チフンを助け上げるための道具を探しているムヨル。途方に暮れそうになる。


「身を挺して息子を助け、代わりに車に轢かれた母親。感動的な母性神話。しかしその神話の中で生きてきた子供はどうだろう。5歳。その年齢で母親を失うということは、世界を失うのと同じことだったろうに。傷を癒すことはおろか、その母親に相応しい息子になれという強要をまず受けたはずだ。ここまでは上手くやってきたしな。でも、ゴムはギュウギュウ引っ張るれば引っ張るほど、放した時遠くへ飛んでいくものだ。右に傾いて座っていた人は、必ず左にも体を動かすように出来てるんだ。賭けてもいい。パク・ムヨル君の心の中から怪物が目覚めたら、それは…私達皆を合わせたものよりも、ずっと大きく、巨大なはずだ」


視聴覚室?で映画を見ていたヨンジェ。ジェギュは彼に、警察にどう話すか相談するために、ミルが捜している、と嘘をつく。

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山の中を探す間に、平原のような場所に出たムヨル。そこに雪をかぶった車。そして死んでいる二人の男。

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ムヨルは車の中からロープを見つけて戻ろうとし、ふと落ちている銃を見つける。

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銃弾のない銃。


ユンスはジョンへに連れられ食堂へ。さっきから見えている隅っこ怪物の話しをする。

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ヨハン「口をききはじめた?」
ユンス「(頷)数字を数えてるだけだけど」
ヨハン「ただ見てるだけだったのがか」
ユンス「…」

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ヨハン「隅っこ怪物が数を数えてる理由はなんだろう」
ユンス「催促」
ヨハン「催促?」
ユンス「早く思い出せと。早く…自分を見つけ出せって」

ヨハンは万年筆を取り出し、リズムをとるようにテーブルを打ちながら話す。

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「ユンス君。ユンス君は隅っこ怪物が誰かを知りたいかい?」

ユンスはすぐに催眠状態におちる。

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トイレに寄ったヨンジェとジェギュ。何も知らないヨンジェは「殺人犯なんて捕まえたら報奨金がもらえるんじゃないか」とのん気だが…ジェギュの様子がいつもとは違う。

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そしてモップを掴むとヨンジェに襲いかかる。

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読書室?に逃げ込んだヨンジェ。

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ヨンジェの靴が視界に入る。

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「どこにいる。チョ・ヨンジェ。医者のおじさんがお前に会いたいってさ。全部聞いたよ。手紙…お前が送ったと言ったそうだな。本当だな?チョ・ヨンジェ」

机を倒すジェギュだが、そこにヨンジェはいない。
その時背後からヨンジェが襲いかかる。

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ヨンジェ「サイコのところへ俺を連れていく理由はなんだ!?…そうだ。俺が手紙を送ったと言った。助けてくれと言った!お前らはお前らだけでヒソヒソやってただろうが!お前らだって自分を生かすこと考えてじゃないか!!お前らがやれば正当で、俺がやったら卑怯なのかよ!!!」

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ジェギュを殴り続けるヨンジェ。



チフンは寒さと痛みで朦朧としはじめる。

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その時、ロープが下りてくる。

ムヨル「縛れ!」

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チフンは自分の体にロープを縛り、ムヨルは木にロープを括る。
そしてチフンを引き上げ始める。

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「ふざけんな。自分が死ぬか他の奴が死ぬか。二つに一つならお前も他の奴を選ぶはずだ!違うか!?」
「違う…」
「なんだと!?」

ジェギュは不意を狙って棒で殴りつける。そして倒れたヨンジェを狂ったように殴り続ける…

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ロープが滑るため、素手で引くうちに手が切れ、血がにじむ。
チフンが半分ほど上がったところで息が切れ、手が止まる。

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いつも、自分の気がつかないことに気がつき、一歩前を行っている彼。
そして、周囲もそれを認めていた。「さすが、チェ・チフンだ」と。
いつかヨンジェに言われた言葉。
「努力の天才パク・ムヨルが死ぬほど苦労しても越えられない、生まれながらの天才!殺してやりたいだろ?」

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頭の中をエコーする「殺してやりたいだろ?」

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チフンは再び斜面を下へと滑る。
エコーを振りきるように叫んだムヨルは、再びロープを引きはじめる。

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ジェギュはヨンジェを殴り続け、ヨンジェは気絶したのか、もう声をあげない。しかし棒が折れ、さらに近くにあった飲料水器?を投げつけようとするジェギュ。幸い(?)コードがつながっていたいたため、それは出来ない。

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ふと、鏡に映った自分の顔を見る。

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そして床に倒れ込む。

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チフンを引き上げたムヨル。

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チフン「大丈夫か!?」
ムヨル「…ああ」

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チフン「俺は…お前が来ないと思った」

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催眠状態のユンスに続けて質問をするヨハン。

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ヨハン「ユンス君はどこにいるんだい?」
ユンス「家」
ヨハン「辺りを見回してごらん。誰がいる?」
ユンス「…お母さん」
ヨハン「お母さんは何をしてる?」
ユンス「パンケーキを作ってる」
ヨハン「…さぁ今から、隅っこ怪物を捜すんだ。どこから捜してみようか?」
ユンス「………押入れの中」
ヨハン「いち、に、さん、で押入れの戸を開けてみるんだ。怖がることはない」
ユンス「…」
ヨハン「いち…にぃ」

しかしユンスは催眠から醒める。

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ユンス「やめます」
ウンソン「私にもそれやったことありますよね」

それはヨハンが来たばかりの頃、保健室で童謡を歌いながら。

ウンソン「私にも催眠かけたんですか?」
ヨハン「ウンソン嬢は催眠暗示性が高いタイプだ。あっという間に深い催眠に入ったよ。反対にユンス君は暗示性が低いようで」
ウンソン「私に催眠をかけて、手首を切れと言ったんですか?!」
ヨハン「それは治療の一環だったんだ」
ウンソン「私がいつ!…催眠にかけてって頼んだ!?私の何を知ったっていうの」
ヨハン「君が何故自らを否定するようになったか。母親に対する憧憬と愛情。そんな母親がした不倫」

ウンソンはティーカップをヨハンに投げつける。
するとジョンへがウンソンの髪をつかみ、テーブルに打ちつける。

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ヨハンにやめるように言われ、ようやくウンソンを放すジョンへ。

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ヨハンにかかったお茶を拭く…

ヨハン「君はお母さんのことを知った後、死に憧れたんだ。しかしそれは、死が何かも知らないくせに不満そうにしている小さい子供が、駄々をこねているだけだ」

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ヨハン「温室の中の花のような君にとって、一番確実な治療は…死を実感させることだった。私の治療は成功的だったようだし。あのあと君は死にたいと言わなくなっただろう。違うか?」
ウンソン「…」

そこへヨンジェを連れて(?)来たジェギュが声をかける。それを制してウンソンと話を続けるヨハン。

ヨハン「まだ生きてることを実感できずに、手首を切りたいか?」
ウンソン「…」
ヨハン「まだ死を望んでいるのなら…望みどおりにしてやろう」

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ムヨルの第六感?

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休憩を挟みながら学校への戻る途中だが、先を急ぐ。



ヨハン「3つ数える間、チャンスをやろう。生きるのか死ぬのか。直接決めろ。1、2…3」
ウンソン「生きたいです」

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ウンソン「…生きたいんです。死にたくありません。お母さんがどうであろうと、私は生きたいです。…だから助けてください!…だから助けてください!!」
ヨハン「治療終了」

ヨハンは一度銃口を逸らすが、またすぐにウンソンに向ける。

ヨハン「だけどどうしようか。昨日チョ・ヨンジェ君は自分が手紙を書いたと告白して、最も罪深い人にウンソン嬢を指名したんだ」
ウンソン「…」

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ウンソン「なんでよ」
ヨハン「ヨンジェ君、ウンソン嬢を選んだ理由を教えてくれるかな?」

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ヨンジェ「…」
ヨハン「チョ・ヨンジェ君は答えたくないみたいだよ」
ジェギュ「…」
ヨンジェ「…お前が嫌いだから」

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ヨンジェ「ムヨルといるお前も嫌いだし、ムヨルと別れたお前も嫌いだ。俺を嘲笑うお前も嫌いで!俺に同情するお前は!…殺してやりたいから」
ヨハン「さぁ、そういうことだ。やっと生きてる実感を持てたところなのに、残念だね。そろそろゲームを終えようか」

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その時、銃口の前にジェギュが立つ。

ジェギュ「ゲームはまだ終わっていません」
ヨハン「…」
ジェギュ「手紙を送ったのはチョ・ヨンジェではありません。…なぜならあの手紙は、僕が送ったから」
ヨハン「…証拠は?」

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ジェギュ「キム・ジンスの日記帳です」
ウンソン「…一体どうして」
ジェギュ「当然じゃないか、罪を問うためだ。誰かが死んだのに、罪責感を感じてる人が誰もいないのは…腹が立つから」
ヨハン「そう言うならジェギュ君。死んだ人の代わりに言うんだ。この中で一番罪深い人は誰だ?」

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ヨハン「言ってみろ。キム・ジンスの死において一番罪深いのは誰だ」
ジェギュ「…皆が集まってから話します」
ヨハン「時間稼ぎか?それは困るな」
ジェギュ「ならアジョシが選んでください。誰が一番罪深い人間なのか。僕が今、チェ・チフンを一番罪深い人間だと言ったらどうするつもりですか?パク・ムヨルだとしても同じことです。6人中3人もいないのに、この中から一人を選べと言うんですか?それはあまりに…つまらないじゃないですか」
ヨハン「…パク・ムヨル君とチェ・チフン君が戻ってこなかったら?」
ジェギュ「戻ってきますよ。あのヌナの言うとおりなら雪崩で道は遮られてるはずだし、山の中で夜明かしはできないから、夜になる前に戻るでしょう」

その時ユンスが椅子ごと倒れる。

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ヨハンはタイムアウトは7時だと言い、ジェギュの提案を受け入れ、
子供たちを再び、教職員寮に閉じ込める。

ヨハン「大丈夫か?」
ジェギュ「何がですか?」

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ジェギュ「皆が僕に何かするかもしれないからですか?」(ヨンジェ達に)「僕を攻撃しても構わない。でもその時は僕を殺す覚悟でやるんだ。でなきゃ、お前を一番罪深い人間に選ぶつもりだから」
ヨンジェ「…」



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ウンソンが、時間を稼いでどうするつもりだ計画はあるのか、とジェギュに尋ねる。
そんなのはない、と言うジェギュ。
「本当にチェ・チフンとパク・ムヨルが戻ったら、一人選ぶつもりだ。一番罪深い人間を」

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ジェギュ「一度でいいから…こういう状況を夢見てたのに。皆が僕の言葉に集中して、僕が何をするのか見守って…僕が中心になる瞬間」
ウンソン「よかったね、夢が叶って。ところで罪責感みたいなものはないの?あんたのせいで皆つまらないく苦労してるのに」
ジェギュ「…キム・ジンスが書いたラブレター、ムヨルと一緒に読んで笑ったくせにか?」
ウンソン「…」
ジェギュ「前に奴も言ってただろ。君たちは罪のない純潔な被害者ではないと」

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ジェギュ「お前らは、キム・ジンスの死に関して皆が有罪だ。お前ら6人は、一回ずつ噛みついてキム・ジンスを殺したんだ。反省して反省して、また反省しろ。僕が感動するまで」


日が落ち始める山中を、学校へと急ぐムヨルとチフン。足を怪我したチフンのため休憩をする。

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ムヨルは車の横で拾った弾のない銃をチフンに見せる。
その後やっと学校に辿り着くが、保安レベルが変更され校舎内に入れない。

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怪我をしているチフンの状態も悪く、ここにいても凍えるだけだとムヨルは正面から入るのを諦めて。

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秘密の通路を教えてくれと、合図する。
ミルは口紅で地図を書く。

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ムヨルはその通路を通り、校舎内へ。

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実はガンモも近くに身を隠していて、二人の様子を見ている。

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消耗したチフンを安全(そう)な場所へ置き、チフンの上着と防犯カメラ映像の見れるPCを持ってくる。銃はヨハンが持っているのを確認し、まず食堂に一人でいるジョンへから捕えることに決める。

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そしてジョンへの背後から角材を振りおろすが…ジョンへの方が強い。

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逆に拘束されそうになるが、チフンがジョンへに銃を向ける。

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もちろん銃弾はないのだが。

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「本物かって?警察が二人なら銃も二つ!当然のことじゃありませんか!!!」

ジョンへはムヨルを放し、ムヨルは彼女の腕を縛ります。
しかし、そこへヨハンが。

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「一体どこから現れたんだ?」

ヨハンはムヨルを、チフンはジョンへを人質にする。

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ヨハン「一晩中こうしてるわけにもいかないだろう?それにチフン君は今すぐにでも倒れそうだぞ?」
チフン「…」
ヨハン「同時に銃を置くのはどうだ?1、2、3で。それが駄目なら、1、2、3で同時に銃を撃とうか?明瞭でいいだろう。でも問題は、チフン君…人を殺したことがあるのかな?」

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チフン「僕が撃てないと思いますか」
ヨハン「どうかな」
チフン「僕は感情を伝達する部分に問題があるんです。罪責感とか良心とかいう細やかな感情は良く知りません。パク・ムヨルなら分かりませんが僕は、撃てます」

その時時計が鐘を打ちはじめる。

ヨハン「7時だね。鐘が7回鳴るはずだ。最後の鐘の音で私はパク・ムヨル君を撃つよ。5回…6回」

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結局チフンは銃を置くしかない。銃は二丁ともヨハンの手に渡るが、ムヨルは解放される。
ムヨルはジョンへに言う。

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「ヌナはあのアジョシの何ですか?…恋人?部下?ただの消耗品だ」

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「僕は自分が好きな女の命をかけて賭けみたいなこと、絶対できません。ヌナならできますか?」
「ヌナだったら、あのアジョシの命をかけて銃を撃つ撃たないの賭けができますか?ヌナも分かってるじゃありませんか。あいつがヌナを利用してるってこと。知りながら知らないふりを」

ムヨルの言葉を制したヨハンは、ジョンへの腕のロープを解いてやろうとするが、ジョンへがそれを拒否する。

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再び皆が一部屋に集められる。
ヨハンはジョンへを宥める(?)ための時間が必要で、もう30分待てと言う。

ヨハン「ケーキが駄目にならなくて良かったです。生クリームですか?チョコケーキにすればよかったのに」
ジョンへ「…」
ヨハン「ジョンへさんが好きなもの、僕が知らないと思いましたか?」
ジョンへ「だけど…」
ヨハン「僕だけを見て、僕の言葉だけ聞いてください。ん?」
ジョンへ「(頷く)」

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ヨハンはジョンへに銃弾の入っている銃を渡す。
ジョンへ「この銃は…」
ヨハン「関係ありません。僕が危険ならジョンヘssiが来てくれるますから」

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一方、ムヨル達は最後の抵抗とばかりに、ヨハンを攻撃する方法を考えている。しかしチフンも怪我している今、まともな戦力はヨンジェとミル、ムヨルの3人だけだ。
そこへジェギュが扉を開けて入ってくる。

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ガンモはPCで、ヨハンが移動するのを見る。ムヨル達に危険が迫っているということだ。
ヨハンを懲戒室に閉じ込めていた時の映像を使い、何かをするつもりか。

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ヨハンが教職員寮にやってくる。しかし子供たちの姿はない。明かりも消えており、静かだ。

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「最後の最後まであがくんだな…やはりそうでないと面白くない。では遠慮なく私も楽しませてもらうよ。これは誰の計画かな?パク・ムヨル?チェ・チフン?おそらくパク・ムヨル君だろうね。チェ・チフン君ならこんな不確実な計画は立てないだろうから」

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「銃弾が3つだけだということを覚えているかい?よく聞け。4番目だ。1人、2人、3人…その次に襲いかかるんだ。1番目は多分パク・ムヨル君だろうな。パク・ムヨル君ならプライドのせいで、ただ隠れてだけはいないはずだ」

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「2番目はカン・ミル君かな?」

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「3番目は誰かな?チェ・チフン君は怪我をしているし、ユ・ウンソン嬢は女性だから除外。あ~可哀そうなチョ・ヨンジェ君」

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そしてある部屋のドアを開けると、そこに口にテープで塞がれたジェギュが。

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その頃、ヨハンとの食事の準備を終えたジョンへはまるで花嫁のような白い服に着替えている。

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ヨハンはジェギュのテープを剥がす。
「だろうなぁ。友達をあまり信じるなと言ったじゃないか。怪我はないか?」


境界線の上に立つな。それは東洋西洋共通の長い間のタブー

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ジョンへは再び食堂へ。しかし彼女が綺麗に調えたテーブルはめちゃくちゃに。
叫ぶジョンへ。

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テーブルの上にはPCが置かれ、ヨハンが懲戒室に閉じ込められている様子が映し出されている。走りだすジョンへ。

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線は、こちら側とあちら側、内と外を分けると同時にそれ自体に内と外を、こちらとあちら側を体の中に抱いている。
線は混沌。だから境界線の上には立つな。混沌に陥ることを警戒しろ。



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ヨハン「さぁ、君の悪い友人たちを私のために探してくれるか?」
ジェギュ「…そんな必要はないじゃありませんか。どこに隠れていても、僕の声は聞こえるんだから」

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「ずっと考えてた。誰が一番悪いのか。キム・ジンスの死について、誰の罪が一番大きいか。…チョ・ヨンジェ、ユンス、パク・ムヨル、ユ・ウンソン、ヤン・ガンモ、チェ・チフン。その中で」

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「その中で、キム・ジンスの死に一番罪が多い人間は……キム・ジンスです」

「キム・ジンスが一番悪いんです」


ヨハンを助けるため懲戒室に駆け込んだジョンへをガンモが閉じ込める。

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18歳。この時期の子供たちが不安なのは、境界線の上に立っているからだ。


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ヨハン「イ・ジェギュ君。ここまで失望させるのなら」
ジェギュ「だから、僕達の中で一番罪が多い人間は、キム・ジンスの代わりである、僕です」

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境界線の上に立つ子供達を予想できないのは、それ自体が混沌であり、タブーであるからだ。


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ガンモはジョンへと揉み合った時に、補聴器を落としてしまう。
ジョンへはガラス越しに銃を撃つ。
銃声。

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「その銃は空だ!!!」

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ムヨルが言うと、ジェギュを人質にして逃げるヨハン。
ジェギュを突き飛ばして、柵を閉めてしまう。

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その時、明るく白い光に照らされる校舎。

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「中にいる人々に告げます。私達警察はこの一帯を完全に包囲しました。もう一度言います。私達警察はこの一帯を完全に包囲しました」



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