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2011.04.04 『イタズラなKiss』付録~スンジョの日記~その8
遅れました~すいません!これで各話分のスン日記、は全部揃ったかな。まだウン日記、ハニ日記と続きます。よろしく。それにしてももう4月ですね^^;

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平和が訪れた。
一日を過ごしても、何事も起こらない平和。
笑い声も、ガチャンという音もしない、静かな平和。

木はあっても葉がないような、味気ない平和。
俺が好んだ場所だったのに

いや、好きだと思っていたのに…

母さんが言い当てた。
あんたが本当に嫌ってたことじゃないのか、と。
そんな場所にうんざりして、パラン大に行ったんじゃなかったのか、と…

何も言えなかった。

厄介な枝を1本切っただけなのに、
やけにその空白が目立つ。

オ・ハニが投げかけた意味たち…

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<ペク・スンジョに嫌気がさしたオ・ハニ、ポン・ジュングとラブモード>

よくやるな。
また噂の中心に立たせるのか?オ・ハニ!

“もしかしてペク・スンジョの気を引くための悪あがき?
私でもうんざりしそう。疲れるでしょう”

後をついてきたヘラの皮肉にお前は

“そうじゃない!スンジョは忘れた!ぺク・スンジョはもう私と関係ない。
もう同じ家に暮らしてるわけでもないし、私とは他人よ!”

俺とはもう関係ないと冷たく言ったオ・ハニが、どうしてあんなに見慣れない気がしたのか。

そうか。なら俺ももう関係ない。
お前がそう言うなら。
俺ももう終わりにする。

だけど自分でも知らずのうちに、硬くなる表情をどうにもできなかった。
知らずのうちに握っていた拳に力が入るのも…


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“おい!オ・ハニに「あり得ること」なんてどこにある?”
“一週間で全校50位に入れるようにしてくれと言った、あの肝っ玉はどこへ行ったんだ?”

少しはこいつも上達しそうだと思った。
テニス部に入ってしばらく経つけれど、球拾いばかりだと言う。
俺について無理に入ったから、少し責任も感じているのか、
俺が教えてやらないといけないようだ。

たとえギョンス先輩の計略にはまって、強制的に始めたことでも
あの時サークルに行った理由が自分自身でも分からないという、あの日の責任もあるから。

あのペアで一週間で勝とうというのは無謀だと分かっていたが
ただ俺は、お前が少しでも上手くなればと思った。


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“本当に一生懸命よ。オ・ハニのことだけど”

そうか?他の人の目にもそう見えるみたいだな。
あいつが一生懸命なこと。

そう、そういう奴なんだオ・ハニは。
俺の言うことよく聞くだろ。

“そうは言っても、一週間で何が期待できるの?”
“ただ、面白いだろ?”

オ・ハニは育てる楽しさがある。
上手く出来なくても一生懸命、誰よりも熱心にやるのが、あいつの長所なんだ。

勉強を教えてやった時もそうだ。
今日少し、明日またもう少し、成長し続けるんだ。

どんなに苦しくても傷ができて血が出ても、止まらないあいつを見るのは
すごく楽しいんだ。

ユン・ヘラ、お前も、俺も何でも早く上手にこなすから
死ぬほど熱心に努力するということをよく知らないんだ。

汗をして走り、手にいれた果実がどれほど甘いかも
好きなものに出会えば、胸がはずむことも、
どんなことも面白がって明るく笑い、
笑う時は隣の人の腕をばしばし叩くのも、
そうして一緒に笑わせるのも、あいつの持つ魅力なんだ。
少しずつ笑顔に染めて
心を明るくする一滴。


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“おい!何してる!早くしろ!”

料理も出来ない奴が一人で慌てふためいてるんだろ。
ギョンス先輩は、まったく…

知らずのうちに食堂に足が向いた。
案の定一人で慌てふためいていた。
俺を見ると救世主に会ったかのように、手伝ってくれとうるさい。
まったく…迷惑は相変わらずなんだな。

けど、なんで俺は何も言わずに食堂に入ったんだ?
足が自分の心とは違う方へ向かう。
頭の統制がとれていない。


とてもオ・ハニらしい。

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あげく俺にエプロンをさせるなんて…
オ・ハニ、すごいな!

どうして俺はこんなふうになったんだろうな?
自分の有する世界にしか興味のなかった俺を…
少し笑うように…
少し顔をあげるように…

小さなかたつむりが一匹。

殻を少しずつ壊す音…


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辛い特訓にへたばっていても

“おい!立て!”

一言でまたパッと立ち上がるあいつ。
苦しい苦しいと言いながらも、逃げないあいつ。

そうだ、それがお前、オ・ハニだ。
ノアのかたつむり、オ・ハニ。

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少しずつ、少しずつ、
汗一滴、また一滴。

お前が行く道を、今日は俺も一緒に行く。

いち、にい、さん。
いち、にい、さん。


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“私はあなたが好き。あなたは?”

ユン・ヘラが俺を好きだと言う。
けど俺は…
まるで鏡を見ているようなお前に、さして興味がない。

同じ本を読んで、同じことを感じて、同じ話ができて
同志に会ったようで、良いには良いが。

秀麗な容貌に隠された、知的傲慢も
ふれると手が切れそうな冷たさも
相手を気遣わずに言う、冷笑的な言葉も
面白くない。


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俺の返事は…

ん?
おい!オ・ハニ!
またか?
どうして俺の前で他の男といるんだ、いつも!
今日はお前覚悟しろよ!!
出来るまでやってやる!

ユン・ヘラ、どうする?
お前の質問への返事よりも、今この瞬間はこいつが先だ。
他の男の隣にいるこいつに腹が立って、我慢できない。

自分でも驚くくらいに、ハニの腕をつかんでいる俺が、また混乱する。
どういうつもりか分からない。


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そうだ、まさしくこれだ!!

オ・ハニだけに出来ること。

俺をスリルと緊張の世界に落とすこと。
先の分からない恐怖の世界に導くこと。

けれど楽しくて、胸をドキドキさせること。

生きている。そう感じさせること。






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