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2011.02.20 『イタズラなKiss』付録~スンジョの日記~その4
この辺からですね。この日記が面白いのは。訳すのは楽しかったんですけど、キャプをつけるのが意外に面倒…とか言ったらダメ?^^;


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本当にありえない。
一体何のつもりであの写真を学校へ持っていった?
そんなに俺とつながってたいか?
それに母さんはその写真をブログにあげて…

迷惑人間オ・ハニ!


“ねぇ、ペク・スンジョ笑わせてくれるよね。1人で偉そうなふりして孤高の鶴気取ってたくせに、もう今から…”
“でもなんでよりによってオ・ハニ?あんなマヌケな子”
“なんかあるんじゃない?もしかしてもう?”
“でもオ・ハニあの子ってポン・ジュングとつきあってるんじゃなかったの?”
“じゃあペク・スンジョが奪ったの?”

あちらこちらで、ひそひそ。
学校中蜂の巣をつついたように喧しい。
俺が通りかかるたびに、確かでもない話がまるで事実のように、雪玉を転がすように大きくなっていく。
まともに知りもしないくせに、他人のことを勝手に決めつけてしゃべりまくる奴ら。
本当に嫌だ。

この汚い水たまりみたいな所に俺を放り込むなんて…

オ・ハニ!嫌いだ!本当に!


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“いいかげんにしろ!”
“お前みたいな奴が一番嫌いなんだ!”
“頭が悪いくせに、状況も理解できないくせに、まるで全部分かってるみたいな素振りする奴ら!”

冷たく、ありったけの怒りをぶつけてしまった。
実は必ずしもハニに向けて言う言葉ではなかった。

ただ、この状況にあんまり腹が立って、ただなんとかしたかっただけだった。

だから。
だから…
俺はただ。

あいつの優しい目に絶望が入りこむのを、務めて見ないふりをした。

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“ううん、私でもきっとああするよ”
“スンジョは私がわざとやったと思ってるみたい”
“ショックが大きかったみたい”

あんなにきついことを言われても、俺を庇う声が窓越しに聞こえてきた。
馬鹿…

俺が短気に怒りすぎたか?
それも友達までいるところで…
どんなに恥ずかしかっただろうか。

一体どうしてあんなに後先考えずに、怒りが突き上げるのを我慢できなかったのか…
今までこんなに人に大声を出して、怒ったことはなかったのに…

あいつに会ってからというもの、一日だって自分の気持ちが理解できたことも
あいつの気持ちが理解できたこともない。
自分が天才だとも信じられなくなった。

窓の外を仄かに照らす月明りに乗って、あいつのしょげた声が伝わってくる。

月明りが悲しい声に揺れていた。


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あいつを見てさえすれば、からかいたくなる。
少しからかうだけでバタバタと反応するところが面白すぎる。
ギュッと押すと、ピュンー!と跳ねあがるバネみたいで、不思議だ。

すぐ怒って、すぐ機嫌を直して、すぐに笑う。
あらゆる感情の結晶体だ。
赤ん坊みたいなオ・ハニ。

靴下を投げてやったら、どういう意味か気がついて、許さないとくってかかってくる。
思ったより、早いな。
頭悪いとばっかり思ってたけど
転んでも、また転んでもがむしゃらに追いかけて来た。

物心がついてから、あんなふうに笑いながら走り回ったのは初めてのようだ。
あいつといると、時々笑ってしまう。

もういっぺん言うが、
時々、だ。
ごく、時々。


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母さんの命令であいつに水を持って行ってやった。

大変なことになるところだったと、
まだ心臓がドキドキしていると、あの瞬間が地獄のようだったと、泣きだしそうなおじさんと、
ごめん、ごめんね!と言いながらもっと泣きそうなハニ

そうだろうな。
この2人とって、家族と呼べるのは世界中にお互いだけだ。
2人しかいないと言う、その切迫感が
本当に切実に胸に響いた。

おそらく、おじさんはハニになにかあったら、この世に1人で生きていたくないと…

俺はどうだろう。
俺は…


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馬鹿だ!
オ・ハニ!本当に馬鹿だ。

水泳もできないくせに、無謀に飛び込んで
事故のかたまり、トラブルメーカーだと
言い放つ言葉に鋭い刃をつけて、思い切りいじめたけれど
あいつの心には、
死も恐れないほど、守らなければならないという熱い気持ちには重みがあった。

ポン・ジュングの奴、あんなにまでなって、ここまでやってきた。
ハニを守らなければいけない、と。

ポン・ジュング、オハニ。
2人は、本当によく似ている。

愛するものを守るため蛾のように炎の中に飛び込む、ひやりとするくらいの無謀さも、
前だけ見て必死に走る集中力も
似すぎている。マヌケなところまで…

俺が守りたいものはなんだろう。
あんなふうに、切に守りたいものがあるだろうか。


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オ・ハニ~
そのお節介の果ては一体どこだ?
最初はお前1人、次は友達2人、今度はついにお前のクラス全員か?
一体その頭の中に何が入ってれば、こんなに沢山を引き連れて家に来ようなんて思う?

疲れてるからダメだと言ったが
両手をすり合わせながら心から頼むあいつの表情を見ていたら、誠意を感じて、とても無視できなかった。

オ・ハニ!
お前が守りたいものはどこまでなんだ?
誰がお前にこんなにふうに多すぎる愛を注いだんだ?
俺にないものが、なぜお前にはあるのか…
なぜ俺はここでこうして、なんの関係もない7組を教えているのか…
本当に分からない。


オ、ハ、ニ。
こうしてみると、お前は本当に力が強い。
俺をこんなふうに引っ張りまわすところを見ると。


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“頭が良いから料理もうまいんだ!”

本当はお前をからかってやろうと言った言葉だったが
馬鹿みたいに、ならジュングも頭良いんだ、と
あいつが作ったトッポッキも大学芋もすごく美味しかったと、よだれを垂らす勢いで称賛した。

自分の計略に自らハマった俺がお笑いだ。

胸の中に突然鋭く硬い石が跳ねあがった。
その石を掴んで、馬鹿なオ・ハニに投げつけてしまう。

“すぐ片づけろ!焦げついたのもすぐきれいにしろ!”

一口しか食べられなかったと、ぶつぶつ言うあいつの顔も見たくない。

絶え間なく、俺を揺さぶるお前が嫌いだ。

今日も俺は、心にひそかに入り込む訳の分からない感情のせいで混乱する。






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